『私はなぜ今ここに…』 第25話
お世話になった事務所の人たちのことが頭から離れない。 でも、このままじりじりといても、うちのアルバイトの子も私の書類もすべて何もなかったかのように吸収されて私は辞めることになるのだろう。 辞めていいのか? 少なく...
お世話になった事務所の人たちのことが頭から離れない。 でも、このままじりじりといても、うちのアルバイトの子も私の書類もすべて何もなかったかのように吸収されて私は辞めることになるのだろう。 辞めていいのか? 少なく...
そう思いながらも、たった1年半くらいの間にきてくださったお客様とのやりとりを思い出していた。 一般貨物の許可を取りたくて相談に来ていた小樽の社長が、いろんな世間話の中、佐々木さんはどうして開業したの、と言われ、事...
どんな会社もそうだが、外から見るのと中から見るのとでは大きく違うときがある。 たくさんの従業員がいて、副所長がいて、行政書士の見習いがいて、とても素敵なオフィスで順当にやっているのだと思っていた。 ...
その時期にはもう一つ私を悩ます大きな事件があった。 この事故の話はちょうどその一件がピークを越え、ようやく落ち着き始めた頃の話でどうも次々と面倒なことに巻き込まれる時期だったのかもしれない。 行政書士のA先生の事...
やった、これで私の言っていることが証明された。 ほっとすると同時に、ほら、言ってるとおりでしょ!といわんばかりの顔で警官たちをぐっと見た。警察官は何も言わずただ黙って頷き、これで終了します、戻りますね、と言い帰路...
その後、まったく何事もなかったかのように毎日が過ぎ、私の車以外はもう日常生活に戻りかけていたある日、警察からまた電話が来た。 佐々木さん、もう一度、現場検証をします。 現場検証と言ってもあなたの言う通り、走った通...
その前に現場検証なるものにも立ちあわされた。 私は一人で立ち会うのが嫌で保険の方にも同席をお願いしたが、残念ですがと、言われ断られた。考えてみたら関係のないことではある。 そして、なんと、そのときには私一人なんだ...
やったー!!!帰れる!っていうか、何でもなかったんだ!私! 車はというと買って1年も経たないのに廃車だと聞いた。それほどひどかったのだ。 でも、前半分はぐちゃぐちゃだが、後ろ半分はまったくなんでもない。 &nbs...
そのマルボウの人が、「佐々木さん、さきほど保険の方から連絡が来ました。あなたの病室に相手方の人間が行きましたね。怖い思いはされませんでしたか?何を話されたのか、それはいつどこでなのか、今後はすべて記録を取っておいてください。また、一瞬でも怖...
ほどなく、救急車は病院についた。 あの日本ハムが野球をする札幌ドームの近くだった。(当時はまだドームはない。) もう日も暮れて真っ暗の中、担架に乗せられ病院に入り、看護師さんにどこが痛い?他に痛みは?と聞かれた。...